アルバム「BACK TO THE STREET」の先行シングルで佐野元春のデビュー作品。 A・B面いずれの曲も同アルバムに収録されている。 ジャケットのロケ地はアルバムと同じ横浜の「赤い靴」。
発売日 | カタログコード | 形態 | レーベル | (税抜)税込価格 | 備考 |
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1980.03.21 | 06・5H-31 | EP | EPIC/SONY | ¥600 | ジャケットが2種類あり。 |
※A・B面とも。
「アンジェリーナ」は佐野元春のプロシンガーとしてのデビューシングル。 作曲家としてはこれ以前に佐藤奈々子の楽曲を手掛けている。
ジャケットが2種類あって初回版はレコード会社の方針変更により回収されたという話はファンの間では有名だが、それがリリース前だったのか実際に店頭に並んだ後だったのかはよく判らない。 どちらにしてもブレイク前なのでほとんど出回らなかったと思われる(中古で見かけるのは見本盤ばかり)。 回収版と新デザイン版のジャケット裏の印刷はレイアウトを含めてまったく同じ内容で、いずれも「PHOTO:三田十史生 / 撮影協力:東急ハンズ」となっている。 新デザイン版のほうはクレジットの訂正が行われないまま出荷されたのだろう。 ちなみに、第1期「THIS」vol.4とデータ本「MOSTRY MOTOHARU」に回収版ジャケット撮影時のスチール写真が掲載されている。
俳優の風間杜夫が1984年にリリースしたシングル「心花(ときめき)よ止まれ 恋せよマドンナ」のB面で「アンジェリーナ」がカバーされている。 スタジオ収録ではなくライブ音源。
お笑いコンビ・とんねるずの1985年のアルバム「仏滅そだち」に収録されている「Shikato」という曲の最後のスキャット部分は「さよならベイブ」のパロディー。 この曲は石橋貴明のソロ曲で、全編佐野元春の歌い方を真似ているらしい。 作詞・秋元康の歌詞の中にも「僕はSano Motoharuじゃない」というフレーズがあったり、(おそらくはアルバム「VISITORS」を意識した)ラップを佐野元春的なフレーズで再現したりもしている。