佐野元春デビュー20周年記念アルバムの第2弾。 オリコン・アルバムチャート最高位25位。
発売日 | カタログコード | 形態 | レーベル | (税抜)税込価格 | 備考 |
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2000.11.22 | ESCB-2190 | CD | Epic Records | (2,913)¥3,059 | 初回版はクリアケース+折り畳み3面紙ジャケット仕様。重版は未確認。 |
このアルバムは20周年記念第1弾「The 20th Anniversary Edition 1980-1999 his words and music」からの脈絡はなく唐突な感じでリリースされた。 計画時の仮タイトルは「Alternative Selection」。 プラケースの通常盤はレンタルCD店などで見かけるが、一般小売りには出回っていないと思われる。
ザ・ハートランドの演奏による未発表曲「ディズニー・ピープル」と「ブッダ」はそれぞれ「sweet 16」所収の「エイジアン・フラワーズ」と「ハッピーエンド」の原型という説明がされている。 「石と卵」はオリジナルをベースにしているものの、ボニー・ピンクとのデュエットに井上鑑のストリングス・アレンジを加えてほぼ別テイクと言える内容。 シークレット・トラックの「モスキート・インタールード」は前出の未発表曲2曲と同時期のハートランドとのセッション。 「サンチャイルドは僕の友達」は1996年12月のツアー「FRUITS PUNCH」 リハーサルからのライブ・バージョン。
各曲のオリジナルが収録されているアルバム・シングルは次の通り。
トラック | 曲名 | オリジナルを収録している作品 |
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1 | ディズニー・ピープル Disney People (Version: Unpublished) | ※未発表曲 |
2 | 君が訪れる日 The Day (Version: '00 mix version) | シングル「約束の橋」(1989.04.21) |
3 | ミスター・アウトサイド Mr. Outside (Version: '00 mix version) | アルバム「sweet 16」(1992.07.22) |
4 | ブッダ BUDDHA (Version: Unpublished) | ※未発表曲 |
5 | インターナショナル・ホーボー・キング International Hobo King (Version: '00 mix version) | アルバム「FRUITS」(1996.07.01) |
6 | 君を失いそうさ I'm losing you (Version: '00 mix version) | アルバム「Stones and Eggs」(1999.08.25) |
7 | 天国に続く芝生の丘 Grass Vally to Heaven (Version: '00 mix version) | アルバム「FRUITS」(1996.07.01) |
8 | 風の中の友達 Friend (Version: '00 mix and edited version) | シングル「警告どおり 計画どおり」(1988.08.18) |
9 | 欲望 Desire (Version: '00 mix and edited version) | アルバム「The Circle」(1993.11.10) |
10 | ジュジュ JuJu (Version: '00 mix version) | アルバム「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」(1989.06.01) |
11 | 石と卵 featuring Bonnie Pink Stones and Eggs (Version: 'loveletter' version) | アルバム「Stones and Eggs」(1999.08.25) |
12 | ボヘミアン・グレイブヤード Bohemian Graveyard (Version: '00 mix and edited version) | アルバム「sweet 16」(1992.07.22) |
13 | モリスンは朝、空港で Morrison (Version: '00 mix version) | シングル「グッドバイからはじめよう」(1983.03.05) |
13 | モスキート・インタールード ※シークレット・トラック | ※未発表曲 |
13 | サンチャイルドは僕の友達 ※シークレット・トラック | アルバム「SOMEDAY」(1982.05.21) |
収録曲にはシングルA面曲がひとつも含まれていない。
もうひとつの特徴としてはオリジナルアルバムの中で特殊なイントロやアウトロだった曲を単品として成立するように編集をやり直している。 「ミスター・アウトサイド」と「インターナショナル・ホーボー・キング」はそれぞれアルバム「sweet 16」と「FRUITS」のトップナンバーで、アルバムの導入部としての少し長めのイントロが施されていたがそれがカットされている。 「君を失いそうさ」と「モリスンは朝、空港で」はそれぞれアルバム「Stones and Eggs」と「No Damage」の中では次曲に隙間無く繋がるようにアウトロがブリッジの役割を持っていたが、自然にフェードアウトするようになっている。