佐野元春のポエトリー・リーディング作品を集めたコンピレーション作品で、「Motoharu Sano Archives 1980-2004」シリーズの第4弾。 CDは2000年に完全生産限定で発売されたアルバム「Spoken Words Collected Poems 1985-2000」を再び商品化したもの。 DVDは2003年に鎌倉芸術館で行われたスポークンワーズ・ライブの模様を収録したもので、映像としては初出。
発売日 | カタログコード | 形態 | レーベル | (税抜)税込価格 | 備考 |
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2007.09.12 | MHCL-1158〜9 | CD + DVD | GT music (Sony Music Direct) | (5,238)¥5,500 | 初回版はボックス仕様、紙ジャケット、92P上製ブックレット付き。 |
この作品は予約段階の一時期に「ELECTRIC GARDEN SPECIAL EDITION」という仮タイトルがあった。
DVDに収録されているライブの音源は2004年5月にCD「in motion 2003 ─ 増幅」としても発売されている。 DVDとCDの曲目や収録順は同じ。
佐野はこの作品が発売された同年同月から母校立教大学の客員講師を約3ヶ月の間務めていて、『Spoken Words -共感伝達としての「言葉」と「音楽」』というテーマで週1回・全13回の講義を行っている。 この商品が「完全生産限定」になっていないのはおそらくはそのためで、再び客員講師の依頼があるなどすればタイミングを見計らって重版の可能性があるのだろう。
また、この作品の発売日の前日である9月11日には単行本「ビートニクス -コヨーテ、荒地を往く」も出版。 この本は佐野元春が1980年代に責任編集で出版していた雑誌「THIS」に掲載した記事の中から、1950年代アメリカの作家グループ「ビート・ジェネレーション」に関連するものを再収録したもの。 佐野のポエトリー・リーディングの活動はビート・ジェネレーションの系譜に連なるもので、3期にわたって出版された雑誌「THIS」は彼らにオマージュを捧げたものと言える。 添付のDVDには佐野がジャック・ケルアックのホームタウンを訪れた際のドキュメント映像を収録。 発行:幻冬舎、ISBN-13:9784344013780、税込1,800円。