SOMEDAY ※シングル

シングル「サムデイ」ジャケット
07・5H-84
シングルCD 「SOMEDAY」ジャケット
ESDB 3098

佐野元春が25歳の時にリリースした4枚目のシングル。 オリコン・シングルチャート最高位は84位で、佐野はこの時はまだブレイクしなかった。 「SOMEDAY」は当初はセカンドアルバム「Heart Beat」に収録される予定だったが間に合わず、「Heart Beat」の4ヶ月後でサードアルバム「SOMEDAY」の11ヶ月前というほとんど無計画で脈絡の無い時期の発売だった。 その後、佐野は大瀧詠一プロデュースのアルバム「Niagara Triangle Vol.2」に参加したことで注目され、その直後にリリースされたアルバム「SOMEDAY」で一気に人気を獲得していく。

B面の「Bye Bye Handy Love」は沢田研二に提供した曲をセルフカバーしたもの。 後にアルバム「No Damage」にショートエディット・バージョンが収録される。

目次

発売情報

発売日カタログコード形態レーベル(税抜)税込価格備考
1981.06.2107・5H-84EPEPIC/SONY¥700
1990.04.21ESDB 30988cm CDEPIC/SONY RECORDS(777)¥800SOMEDAYがJR東海「ファイト!エクスプレス」キャンペーンのTVCM曲に採用され、アートワークを変更して復刻。

収録曲

A

B

SOMEDAYの採用履歴

「SOMEDAY」をカバーしたアーティスト

「SOMEDAY」はシングル発売当時は注目されなかったが、アルバム「SOMEDAY」のヒットをきっかけに佐野元春の作品の中で最も有名な曲となり、カバーされた回数も最も多い。

アーティスト名編曲者収録されている作品名発売日年齢
白井貴子Paul Martinアルバム「I LOVE Love」1982.10.2123(26)
田原俊彦ライブビデオ「TOSHI FOREVER」1983.08.0422(27)
矢野顕子矢野顕子アルバム「Super Folk Song」1992.06.0137(36)
HEADS中西亮輔シングル「SOMEDAY」2002.07.24平均13(46)
大黒摩季
  • アルバム「COPY BAND GENERATION VOL.1」
  • ライブDVD「COPYBAND GENERATION LIVE VOL.1」
  • 2004.03.17
  • 2004.09.29
34(48)
山下久美子 feat.吉川晃司アルバム「Duets」
レーベル:東芝EMI 型番:TOCT-25862 仕様:セキュアCD(CCCD)
2005.12.2146 吉:40(49)
Bank Band with 一青窈註1ライブDVD「ap bank fes’06」
レーベル:トイズファクトリー 型番:TFBQ-18068
2006.12.20
DJ TK註2アルバム「Cream of J-POP 〜ウタイツグウタ〜
レーベル:247 MUSIC 型番:XQBU-1002
2007.07.0448(51)
中村あゆみアルバム「VOICE」
レーベル:GT music (Sony Music Direct) 型番:MHCL-1372
2008.07.2342(52)
押尾コータロー※インストゥルメンタルアルバム「Tussie mussie」
レーベル:SME Records 型番:SECL-755
2009.03.1141(52)
NOKKOアルバム「Kiss」
レーベル:ユニバーサル・シグマ、型番:UMCK-1343
2010.01.1346(53)
間慎太郎アルバム「グッドモーニング・ジェントルマン」
レーベル:よしもとアール・アンド・シー、型番:YRCN-95167
2011.06.0830(55)
100s(ひゃくしき)ライブDVD「20121221-博愛博2012-」
レーベル:タワーレコード、型番:KKGK-1027
2013.06.18
桑田佳祐ライブBlu-ray・DVD「昭和八十八年度! 第二回ひとり紅白歌合戦」
Blu-ray: VIXL-600
DVD: VIBL-1200〜1
2014.03.12
Sing! Sing! Sing! 2nd Season TOP8(小田夢乃/田中桜/中谷優心/西松由紀穂/春田瑠里/宮本毅尚/本並恵/安澤由華)アルバム「Sing! Sing! Sing! 2nd Season」
CD+DVD: KICS-93196
CD: KICS-3196
2015.06.10

※年齢はアーティストのリリース当時のもの。 ()内は当時の佐野の年齢。

脚註

註1
Bank Bandのボーカルは桜井和寿。コーラスにSalyuと一青窈。 編曲はおそらくはキーボードの小林武史によるもの。割とオリジナルに近い。
註2
「DJ TK」は小室哲哉の覆面ソロプロジェクト。 この曲はオリジナル「SOMEDAY」の佐野元春のボーカルトラックのみを借用して、DJ TKがその他の演奏部分をDTMで再構築したリミックス作品。 アルバム「Cream of J-POP」には「SOMEDAY - 247 MAIN MIX -」のタイトルで収録されている。 アルバムに収録される以前に、音楽配信サイト「mf247」註3にて「Someday mF remix」と「SOMEDAY 2006」というものが期間限定で無料配信されていた。 「Someday mF remix」はシンセサイザーの合成音がボーカルで、どちらかと言えばインストゥルメンタルの範疇のもの。 「SOMEDAY 2006」はCDに収録された「SOMEDAY - 247 MAIN MIX -」とほぼ同じもの。
註3
「mf247」は2005年12月に元エピックレコード社長・丸山茂雄氏が設立。 途中、サービスの一時休止や西村博之氏の運営参加などを経て2013年2月末日にサービス終了。

ライブステージ

2012年12月21日 『中村一義 デビュー15周年記念ライブ 最終公演「博愛博 2012」』

終盤に中村一義が佐野元春からの手紙をステージで読み上げ、その後、100s(ひゃくしき 中村の所属するバンド)で「SOMEDAY」をカバーした。 このライブステージは2013年6月18日にDVD「20121221-博愛博2012-」として発売される(タワレコ独占販売商品)。

2013年4月28日 『日比谷野音空想旅団 ~そこに素晴らしき音楽があった~』

開催日2013年4月28日(日) 開場16:00/開演17:00
会場日比谷野外大音楽堂
〒100-0012 東京都千代田区日比谷公園1-5
チケット前売料金(税込) 指定席7,875円/後方立見7,350円 ※3歳以上はチケットが必要 、入場に関する年齢制限なし
主催日比谷野音90周年記念事業実行委員会
出演
  • 石井竜也/岸谷香/Salyu/スガシカオ/Chara/一青窈/藤井フミヤ/藤巻亮太/宮田和弥/森山直太朗
  • ハウスバンド:小林武史(Keyboards)/亀田誠治(Bass)/小倉博和(Guitar)/河村"カースケ"智康(Drums)/山本拓夫(Saxophone)/登坂亮太(Chorus)/イシイモモコ(Chorus)

イベントの終盤で「アンジェリーナ」と「SOMEDAY」が演奏される。 「アンジェリーナ」はスガシカオと藤巻亮太がカバー。 「SOMEDAY」は前半を藤井フミヤ/石井竜也/宮田和弥が、後半は出演者全員で歌う。 この模様は後日WOWOWで放送された。

2013年11月30日, 12月1日, 3日,4日 『Act Against AIDS 2013 桑田佳祐「昭和八十八年度! 第二回ひとり紅白歌合戦」』

最終日の12月4日のステージの模様を衛星放送のWOWOW[ライブ]が12月8日(日)21:00-24:30に放送。 桑田の歌う「SOMEDAY」がオンエアされた。 別編集バージョンがDVD・Blu-rayでも発売。

ラジオ番組

放送局名「番組名」 (放送時間)放送日備考
毎日放送「押尾コータローの押しても弾いても」 (毎週水21:30-24:00)2004.06.23 wed「まかせんかい!アレンジャー!!」のコーナーで押尾コータローがギター生演奏を披露。 歌は無くインストゥメンタル。 1週間限定でウェブでも公開された。
ニッポン放送他各地AMラジオ局全国ネット「オールナイトニッポンサタデースペシャル 福山雅治の魂のラジオ」 (毎週土23:30-25:00)2013.10.26 sat「魂のリクエスト」のコーナーで福山雅治がギター弾き語りの生演奏を披露。 この日封切りとなった映画「ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987」にちなんで。

テレビ番組

放送局名「番組名」 (放送時間)放送日備考
TBS系列全国ネット「クリスマスの約束」 (単発)2003.12.25 thu2001年から始まった小田和正出演の年末恒例TV音楽番組で、小田和正がピアノ弾き語りでSOMEDAYを演奏。
TBS系列全国ネット「クリスマスの約束 2007 〜そして 今 思うこと〜」 (単発23:35-25:29)2007.12.25 tue毎年恒例となっている小田和正出演のTV音楽番組に佐野元春がゲスト出演。 佐野は小田や矢井田瞳らとSOMEDAYを共演。
フジテレビ系列全国ネット「僕らの音楽 our music」 (毎週金23:30-23:58)ナレーション:草彅剛2008.10.17 friメインゲスト:織田裕二のコラボレーションゲストとして佐野元春が登場。 織田と佐野はSOMEDAYを共演。
NHK総合「SONGS」 (毎週水23:00-23:29)2010.01.13 wedオンエアと同日にカバーアルバム「Kiss」をリリースしたNOKKOの出演回。同アルバムに収録されたSOMEDAYを披露。
フジテレビ系列全国ネット「SMAP×SMAP」 (毎週月22:00-22:54)2011.02.28 monSMAPメンバー5人(中居正広/木村拓哉/稲垣吾郎/草彅剛/香取慎吾)と佐野元春がSOMEDAYを共演。
NHK BSプレミアム「J‐POP青春の'80」 (毎週木20:00-20:58)2011.04.07 thuMC:大友康平/橋本奈穂子アナ。新番組の第1回に中村あゆみと白井貴子がゲスト出演。白井貴子がSOMEDAYを披露。
WOWOWライブ「日比谷野音90周年記念事業 日比谷野音空想旅団 〜そこに素晴らしき音楽があった〜」 (単発16:00-19:15)2013.06.29 sun※上の「2013年4月28日 『日比谷野音空想旅団 ~そこに素晴らしき音楽があった~』」を参照
WOWOWライブ『Act Against AIDS 2013 桑田佳祐 「昭和八十八年度! 第二回ひとり紅白歌合戦」』 (単発21:00-24:30)2013.12.08 sun桑田佳祐がSOMEDAYをカバー。
TBSテレビ系列「世紀の歌声! 生バトル 日本一の歌王決定戦!」 (単発21:00-22:54)2015.04.20 mon2,200人の中から日本一の歌王(ソロボーカリスト)を選出するコンテスト番組「Sing! Sing! Sing!」(毎週土曜日 25:53-26:23)の2ndシーズンのファイナルとなるゴールデンタイム特番。 番組最後に決勝メンバーによる「SOMEDAY」の合唱をオンエア。 2015.06.10にCD発売。

TVCM

映画サウンドトラック

DVD

「ターフのヒーロー18~豊の流儀~ 」
JRAの騎手・武豊の活動を記録した不定期刊行のDVD(かつてはVHS)の第18弾。 エンディングに「SOMEDAY」が使用される。 2016年4月20日発売。 これ以前に、武豊は2014年9月26日にニッポン放送のラジオ番組「武豊のオールナイトニッポンGOLD」でゲストDJを務めていて、その中で競馬学校時代の思い出の曲として「SOMEDAY」を紹介していた。

ネット記事

目の前で歌ってる!“計1000万円”ハイエンドのすごみ - 日経トレンディネット 2016年05月10日
元SDN48の女優・奈津子が執筆する連載のネット記事で、代官山で開催されたレコードイベント「Vinyl Moon:record people meeting 2016 SPRING」の体験レポートがあり、超音波レコードクリーナーで佐野のアルバム「SOMEDAY」を洗浄するというシーンがある(2ページ目)。 記事後半では総額1000万円のオーディオシステムで聴いたSOMEDAYの感想も語られる(7ページ目)。

その他

日本テレビ系列「行列のできる法律相談所」

2009年春頃、日本テレビ系列で放送の番組「行列のできる法律相談所」にて、番組準レギュラーの東野幸治が石垣島トライアスロンに挑戦するという企画があり、東野が自身の応援ソングとして「SOMEDAY」を勝手に採用した。 これをきっかけに佐野は同番組の2009年5月24日の放送にVTRでゲスト出演。 内容は東京都港区の清正公(覚林寺)の境内で東野と面会するというもので、そこで佐野はSOMEDAYの使用を許諾した。

東野は2011年9月4日に開催された「佐渡国際トライアスロン大会」へも番組企画で参加。 その模様が10月23日~11月6日にオンエアされた際にも東野が走るシーンなどでSOMEDAYがBGMとして使用された。

日本テレビ系列「人生が変わる1分間の深イイ話」(毎週月曜 21:00-21:54 司会:島田紳介/羽鳥慎一)

2009年12月14日の放送「昭和と平成の名曲に隠された深イイ話90分SP」の中で「SOMEDAY」制作にまつわるエピソードが取り上げられた。 佐野の出演等は無し。

日本テレビ系列「未来シアター」

鉛筆画家・吉村芳生の半生を描いたドキュメンタリーの主題歌として「SOMEDAY」が使用される。

未来シアターは様々な分野で失敗を恐れず、挑戦し続ける人々を革新者(かくしんもの)と呼び、彼らの生き様を番組が選んだ主題歌と共に紹介していく「一曲一人生」をコンセプトにした番組
※EPG番組説明より

東海テレビ制作「癒し屋キリコの約束」

「癒し屋キリコの約束」は遼河はるひ主演の昼ドラ。 2015年8月5日及び6日放送のワンシーンで、主人公のキリコがターンテーブルにLP盤のアルバム「SOMEDAY」を乗せて「SOMEDAY」を掛けるシーンがあった。 ドラマは、純喫茶「昭和堂」のオーナーのキリコが、店を訪れる人たちの人生相談に乗ったり店内で起こる突発的な事件を解決するというもので、その過程でキリコがムード作りとして80年代の邦楽ヒット曲をおもむろに掛けるというのがパターンとなっていた。


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