(2004.07.21) THE SUN

佐野元春の13枚目のオリジナル・アルバム。 デビュー以来24年間在籍したEpic Recordsから独立しての最初のリリース作品。 アーティスト名表記は「MOTOHARU SANO and THE HOBO KING BAND」。 オリコン・アルバムチャート最高位13位。 佐野が48歳の時の作品。

発売情報

収録曲

CD

1. 月夜を往け Moonlight
2. 最後の1ピース At the end of the world
3. 恵みの雨 Gentle Rain
4. 希望 Hope
5. 地図のない旅 Trail
6. 観覧車の夜 Joy and Fear
7. 恋しいわが家 The Homecoming
8. 君の魂 大事な魂 Sail on
9. 明日を生きよう Lost and Found
10. レイナ Leyna
11. 遠い声 Closer
12. DIG In our time
13. 国のための準備 For the country
14. 太陽 The Sun

DVD「The Sun Recording Session 2001-2004」※POCE-9380のみ

内容はレコーディング風景その他のドキュメント映像。 メニュー及びチャプターは無し。 「君の魂 大事な魂」のプロモーションビデオ・クリップを収録。 「DIG」もPV的な内容でフルコーラスを収録（CDとはイントロが異なるので別バージョンとも言えそう）。 音声は16bit/48kHzのLPCMで記録されているが、何故か音質はCDよりもかなり悪い。 DVDを再生すると最初にユニバーサル・グローブが現れる。

雑情報

「THE SUN」はEpic Recordsから独立して初のアルバムだが、レコーディングはEpic在籍時に終了していた。 CCCDを巡る問題があって発売日がなかなか決まらず、最終的に佐野がソニー・ミュージックエンタテインメントから独立することで決着し発売となったもの。 佐野が新たに興したレーベル「DaisyMusic」は独立レーベルながらディストリビューションを外資系大手レコード会社・ユニバーサルミュージックに頼るもので、佐野は新レーベルの立ち位置を『スモールレーベルでまずはクリエイターの自由を優先し、しかしディストリビューションはメジャーで行う"メジャーインディペンデント"』(1)と説明している。

初回限定版は、この頃に「CDとDVDの抱き合わせ商品は再販契約の対象外」という見解(2)が公正取引委員会から示されたために、amazon.comなど一部の小売店が発売の初日から値引き販売を行った。 他のアーティストの作品でも、通常版よりDVD付き初回限定版のほうが安く買えるという状況がこの頃頻繁に見えるようになる。

注釈

(1)

2004年6月3日に行われた新レーベル設立記念プレスパーティーにおいて、赤坂泰彦とのトークセッションでの発言。

(2)

公正取引委員会：第4回著作物再販協議会について

関連作品・イベント

先行シングル

• 「月夜を往け」 2004.05.19 Epic Recordsより発売

ライブツアー

• 「THE SUN TOUR 2004-2005」 2004.10〜2005.02 全30公演

ライブDVD

• 「THE SUN LIVE and RECORDINGS」 2005.06.22 発売

外部リンク

佐野元春公式サイトMWS

• THE SUN WEB SITE
  • 評論 'THE SUN' を巡って ※今井智子/渡辺亨/田家秀樹/サエキけんぞう/青澤隆明/石崎寛/城山隆/天辰保文/岩田祐未子/山本智志/志田歩/高橋健太郎らが寄稿。
• MWS > 言葉・音楽 > アルバム > THE SUN （全曲試聴可）
  • THE SUN：歌詞

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